エジプトで複雑な心境 9月9日inエジプト

エジプトで複雑な心境 9月9日inエジプト

リアルタイムはドイツのフランクフルトにおります!

どうも。安井です。明日はいよいよロサンゼルスに向かうための移動が始まります。ここ3日間、特に何もしていないので移動と聞くだけでテンションが上がってしまいます。果たして安井にキャンピングカーが運転できるのか。頑張ってまいります。

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起床。

エジプトの空港に着くとすぐにおじさんが寄ってくる。

公式の会社だから大丈夫だよ!ツアーを組んであげる!

始まったよ。と思いながら。

自分で周るので大丈夫です。

と。

答えてからもめちゃくちゃしつこい。

It’s up to you!!

と言いながら契約書とペンを差し出してくる。

なんども断っているのに。しつこくしつこく。

It’s up to you じゃないのか。

滅多なことがないといらいらしない僕でも流石にきれかけた。

おじさんを振り払いウーバーでタクシーを呼ぶ。

一日しかなかったこともあり、時間を有効に使うため移動はウーバーを使うことにした。

SIMは空港で購入。1000円で10ギガとかだったと思う。日置とテザリングを使用してシェア。

ウーバーでピラミッドの麓まで連れて行ってもらう。

ちなみに国際学生証があると半額で入場できる。

敷地内入場。

さすがピラミッド。規模がでかい。

壮大ハンター日置。

ピラミッドにはそこまで反応していなかった。

サハラ砂漠の青が映える。なかなかいいロケーションだ。

トリック写真を撮ったのだが。

いや、これこっちサイドで調整するの無理だからさ。

撮ってるサイドでどうにかしてくれないか。

2人で写真をとっていてもおじさんのが勧誘にくる。

おれが写真を撮ってやるからカメラ貸してみ!

おれは政府公認のスタッフだからツアーとかじゃないよ!

そこ立ち入り禁止だから、こっちこい!おれが写真撮ってやる!

2人で写真を撮っているのに。

スーッと横にきて写真の指示を出し始める。

もちろん頼んでいるわけではない。

そして金払えと。

歩いているとにいちゃんに腕を組まれる。

ラクダをひきながらピースをしている兄ちゃん。

写真!写真!

撮ったらどうせ金払えと言われるのだ。

どうにか人がいないところで写真を取ろうとしてもおっちゃんたちが勧誘しにくる。

ラクダ乗らないか?

お金ないので大丈夫です。

そのあともずっと着いてくるにいちゃん。

いくらだったら乗るんだ。俺のところが一番安いぞ。周る場所もたくさん知ってる。

大抵無視していたんだけど。

僕らはサハラ砂漠でもラクダに乗ったので大丈夫です。

わかった!いくらなら乗るんだ!

何が分かったんだ。分かるという言葉の意味を分かっていないようだ。

本当にしつこかった。

流石にイライラしたので。

正直行って私達はこのピラミッド付近で何度も騙されています。なので、申し訳ないですがあなたのことも信用できません。他を当たってください。

と。わりと物腰柔らかく伝えたつもりだった。

そしたらぶちぎれる兄ちゃん。

なんでおまえらが騙されるか分かるか?お前らが英語がわからねーからだよ!同じアジアなのに中国人は英語が話せてなんでお前らは話せねーんだ。

なんたる暴論。

おれらは日本人のことみんな嫌いだからな!くそが!どっかいけ!

と。

日本人が中国人よりどうのこうのはまあいいとして。そもそも話しかけてきたのは向こうだ。

どっかいけと言われても。着いてきたのはお前だろっていう。

ごりごりにスラングを使われてキレられた。

返す言葉すら失ってしまった。本当に。自分で言うのもなんだが。滅多にいらいらしないし怒らないはずなんだけども。

その後もずーっといらいら。

正直僕は人に裏切られるのが好きではない。

みんなそうだと思うが。

なら鼻から期待するなという話なんだけど。

極力人のことは信じたいと思っている。

こういう輩が跋扈している土地に来ると、心から親切に接してくれる人のことも無視しなければいけなくなってしまう。

その人達からしたら風評被害もいいところだろう。

だからといって全員を信じることができない環境であることは変わらないし。

かといって良い人を疑う自分の心にも悲しくなってくる。

疲れるなあ、こういう国は。

少しテンションが下がっている安井。

スフィンクスとキスをする日置。

何行ってるのかわかんねーから苛立ちもしない。

屈強な男だ。彼は。

スフィンクスとピラミッドが縦に並ぶとエジプトっぽさが出る。

このスフィンクスの目の前にはピザハットとケンタッキーがある。

わりと有名なケンタッキー。

僕らもケンタッキーを食べながらピラミッドを拝む。

すると隣の席のにいちゃんが話しかけてくる。

お前、ネット持ってる?おれらウーバー呼びたいんだけどワイファイがなくて、、、

俗に言うテザリングナンパだ。

テザリングしてあげるととても嬉しそうな兄ちゃん。

ありがとう!!

と行って店を出て行った。

この日なんと僕が初めてこの旅で出会った日本人、かえでさんもエジプトに到着するということで。

会うことになった。

ケンタッキーを出てウーバーを呼ぼうとするとさっきの兄ちゃん達が。

呼んでいたウーバーにキャンセルされてしまったらしい。

向かう方角が一緒だったこともあったのでとりあえず僕らのウーバーに一緒に乗せてあげた。

彼らはコスタリカからきているそうで。

今は2人で旅をしているとのことだった。

降りぎわにみんなで写真を撮る。

そしてここで再度テザリング。

彼らは新たなウーバーで空港へ旅たって行ったのだった。

そして念願のかえさんと再開。

この写真を撮ったのは去り際だが。

モンゴルで出会った時の僕ら。

モンゴルとエジプト。かけ離れた土地でまた出会えるというのはとても感動的だった。なんか成長した。特に身なり。

そのあとはかえさんの友達のとみーさんも含めた4人で地元の人がよく行くと言われるカフェへ。

そこで水タバコを吸った。

ベテランの日置くん。

かえさんも。

僕がキルギスでであったきよさんと、かえさんがインドで出会っていたり。

かえさんがモンゴルにいたときに「東南アジアで何度も出会った男の子がいてさ〜」と言っていたやつが一緒にトマティーナに参加したひろやだったり。

改めて世界はせまいな〜と思った。

まだ僕らのフライトまでは時間があったのでエジプト名物のコシャリを食べに行くことに。

とみーさんいわくここのコシャリが一番おいしいらしい。キングオブコシャリ。

こちらがコシャリである。

豆、スパゲティ、コメ。炭水化物をふんだんに使ったパワフル料理である。

そこにミートソースをぶっかけて食べる。

何カロリーあるのかわからない。おそらくこいつの戦闘力はスカウターを使っても測りキレないだろう。

コシャリを食べ終えた僕らは外に出る。

エジプトの街の人たちは本当に陽気で。

カメラをぶらさげていると写真を撮ってくれと声をかけてくる人が多かった。

ピラミッド周りは観光地化してしまっているだけあり、騙そうとする商売人が多いが。

エジプトは総合的に見るといい人が多いなという印象だった。

こう言う人たちの印象まで悪くしないでほしいと切実に願う。

ここでかえさんととみーさんとはお別れ。きっとまたどこかでお会いできるはず。お互い残りの旅路を楽しみましょう!

僕と日置はウーバーを呼び元来た空港へと向かう。

日置の最終目的地でありアフリカでもっとも有名なサファリがあるケニアへ。

待ってろ、マサイマラ!

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