相棒との出会い。憧れのゴンドラタウン、ヴェネツィアへ。 8月13日inイタリア
- 2019.08.23
- 第4章(ヨーロッパ)
- イタリア, ヴェネツィア
リアルタイムはベルギーのアントウェルペンにおります!
どうも。安井です。ベルギーから調子に乗って日帰りでオランダに行こうとしていたのですが断念して大人しくアントウェルペンの街を探索しました。決して一つ分言った国の数を稼ごうとしていたわけではありませんよっ!!ヨーロッパは大体オランダ以外足を踏み入れたのですが友達に「オランダもせっかくだから行けば良かったのに〜」と言われたら「旅ってそう言うもんじゃないんだぜ!!」ってドヤ顔で言ってやるってか。
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バスは23時にヴェネツィアに到着。この時間から宿にいくことは出来ない。
さらに安井が行動できる範囲は限られている。24時間開いているカフェなど日本以外にはそうそう展開されていない。
仕方がない。野宿決行。
一度見つけたベンチにマットを敷いてみる。とりあえず寝てみる。
感想としては。
めっちゃかゆい。
さすが水の都ヴェネツィア。ボウフラの宝庫だ。
場所を移動してみるも蚊の攻撃はとまらない。どうしたものか。
彼らとの戦に悪戦死闘すること2時。立体駐車場の管理人のおっちゃんに交渉し受付にマットを敷いて寝ることにした。
水の都を護衛するやつらの猛攻も、自動ドアという文明の利器を前には意味をなさない。
勝った。
勝利を確信したその時だった。この立体駐車場の受付。屋内になっているのだが暑すぎる。
安井の横溢していた活力も、エアーコンディショナーという文明の利器を前には意味をなさない。
仕方なく外に出て寝袋に全身を委ねながら彼らと共に朝を迎えた。
翌日。ついにゴンドラ大国ヴェネツィアに乗り込む。
顔は蚊に刺されてしまったがもともと腫れているようなサイズ感の僕にとっては取るに足りない事案だった。取ってるが。
朝のヴェネティアには誰もいない。まるで僕の来訪をあまり快く思っていないかのように。
まだゴンドラも動いていない。水辺の覇者ヴェネツィアをもってしても流石に24時間稼働は厳しいらしい。そう考えるとトゥクトゥクすげーな。
朝のヴェネツィア。独占。安井景色独占だぜー!!!!夜行バスさいこーう!!!
この後、安井は15kgのザッグを背負った様子を観光客の方々に冷ややかな目で嘲笑されるのだった。
そもそもマップがないのでどこに行ったら良いのかもわからない。
とりあえずそこら辺にあったカフェに入りマズローの6段階欲求代表格wi-fiを手に入れる。
どうやらここは中心街の近くらしい。
ヴェネツィアは観光地だけあってカフェも朝から開いている。トルティーヤのような食べ物が5ユーロ。
これは細部までこだわり抜かれたこの楽園が努力に努力を重ねてひねり出した最低価格らしい。
今まで200円のサンドイッチを豪快に頬張っていた僕にとって高くそびえ立つヴェネツィアの壁は足を踏み入れるのにかなりの時間を要した。
ようやくサンドイッチとコーヒーを購入。
9ユーロ。物価の安い国なら2日暮らせるだろう。
Wi-fiを手に入れた僕は鬼に金棒。Googlemapにオフラインマップをダウンロードしマイプレイスに観光地を落とし込む。
自分の居場所さえろくに分からなかった朝の僕とはおさらばだ。
もはやヴェネツィアは僕の庭。
観光客がまばらに姿を見せるようになる時間帯までそのカフェで時間を潰した。
ヴェネツィアの街は歩いているだけでも心地が良い。街中には水路が張り巡らされていて、もともと抱いていたヴェネツィアのイメージを裏切ることなく僕の元へ届けてくれる。
だんだんとゴンドラも走り始めてきた。
ゴンドラに乗るお金はないもののゴンドラを眺めることは許されているのだから楽しまない手はない。
素晴らしい景色。リアルディズニーシーだ。こういうこと言っちゃダメだね。
ヴェネツィアでも一番有名なサン・マルコ広場へ。塔に登り街を一望する。
魔女の宅急便の聖地はクロアチアのドゥブロブニクと言われているがぶっちゃけここでもいいなじゃね?と思ってしまうほどに可愛らしい街並みだった。心なしかそれを見ている僕も少しかわいくなれた気がする。
サン・マルコ広場にあるサン・マルコ寺院。装飾のきめ細やかさに圧倒された。かなりの人が並んでいた。
街の至るところではマスクが売られている。
ピザに近いようなパンに近いようなパニーニのような。東京というより神奈川じゃない?と思われる町田のような。ものもたくさん売っていた。
お腹も空いてきたところで昼食を食べることに。せっかくイタリアに来たのだからイタリア料理を食べたいと思った。
不意にイカスミパスタを食べてみたくなる。正直日本でも食べたことはほとんどないが、彼はどこかおしゃれな雰囲気を醸し出している気がする。「イカスミパスタで!」と注文すると人間の格が一段上がる気がする。完全なる偏見だが。
せっかくおしゃれなイタリアに来たのだからおしゃれにイカスミパスタでも食べよう。
こうしてネットで調べていたレストランに行ってみるもののなぜか店は開いていなかった。しかし安井のイカスミパスタに対する思いは消えない。
そこら辺にある店のイカスミパスタを片っ端に確認する。高いものだと20ユーロ。どうなってるんだ、これ。
このイカスミパスタは12ユーロ。イカスミパスタって思っていたよりぐろい。ほぼ黒やん。食べてみる。なんとも言い難い味に流石の安井も苦悶の表情。
これと水を頼んでいた。
会計時。20ユーロの請求。
水そんな高いの?パスタ12ユーロやで?
なんかよく分からんサービス代などが組み込まれ、トータルで20ユーロになっていた。12ユーロのイカスミパスタを見つけて喜びを隠せないでいたあの頃の自分に言ってやりたい。この世の中はそんなに甘くないぞ。
食事に2000円。イカスミパスタに2000円。虚無感で身体がだるい。
13~15時は暑いため毎回行動をする気が起きないのでカフェに行くことにした。100%オレンジジュースを購入。ここで重要なのが一緒に水を購入することだ。
世界一周に出て一番思ったこと。カフェで頼む少し甘い飲み物は喉が乾く。もしもそのカフェに少し長く居たいと思うのであれば乾ききった喉は悲鳴を上げ始めるだろう。
そこで水を購入するのだ。
オレンジジュースを飲んだあとは少量の水を飲む。オレンジ、水、オレンジ、水。これを繰り返すことによりオレンジを楽しみつつ喉も潤すことができる。
これが僕の世界一周で学んだことの全てだ。
なわけあるか。
観光スポットという観光スポットは全て周り終え、街をひたすらに歩くことにした。ヴェネツィアはゴンドラだけではなく水上バスも走っている。
ゴンドラは人だけではな荷物も運ぶ。この都市における一つのインフラとしてしっかりと存在感を表している。
もう観光客も居ないようなよく分からん道まで歩いた。閑散としている街並みにこれは本当にヴェネツィアなのかという疑問すら浮かんできた。
ヴェネツィアにあるバーガーキング。街の景観を壊さないようにお決まりの配色を捨て、シックな雰囲気を醸し出す。しかしキングの座は譲らない。環境に適応しつつ自分の意志ははっきりと貫く様子を目の当たりにしこのようなリーダーを目指したいなと思った。嘘。微塵も思っていない。
あまりやることがないと言っていたヴェネツィア。「俺はそんなに好きじゃないかな〜」と言っていたのにも関わらず。
持ち歩いていた荷物は合計で23キロ。
一日の歩いた距離は24.7キロ。おれヴェネツィアめちゃくちゃ好きやん。
帰りがけにめちゃくちゃテンションが上がりお面を買ってしまった。
一番大きなサイズを買ったにも関わらず顔がはみ出してしまうあたりが愛くるしいと思わないか?
最初は緊張していて表情が硬かった今ではすっかり表情も柔らかくなった。彼のせいで警察に話かけられることは増えたが、彼とのこれからの旅路がとても楽しみだ。
ヴェネツィアに一日いて思ったことは車椅子の方はかなり苦戦を強いられる街だということだ。水路は橋を渡らなければならないのだがほとんどの橋が階段を渡らなければならないような造りになっている。大きな橋にはスロープが付いているものの小さい橋には階段しかない。
街を行き来するにあたり階段を通ることは必須。
水の都もバリアフリーを施せばよりユートピアに近づけるだろう。
ミラノに行こうとしていたのだがフランスで少し行ってみたいところが見つかったため急遽ドイツのミュンヘンに行くことにした。
またも夜行バスに乗り込み目的地であるミュンヘンを目指す。
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