天使アイーダ降臨。 世界はこんなにもあたたかい。 7月6日inカザフスタン
- 2019.07.18
- 第3章(中央アジア)
- アルマトイ, カザフスタン
リアルタイムはウズベキスタンにおります!
こんにちは。大抵どこの国に行っても現地人と間違われるのですが、ウズベキスタンはその回数が異常。正直自分でも見分けがつかないほど似ています。現地の方に、「お前は絶対ウズベキスタン人だ!」ということでシュフラッツというウズベキスタンネームをいただきました。(あ、僕下の名前駿太朗といいます。)とりあえず宿の部屋にエアコンが欲しい。切実に。
ブログランキングに登録しております。本日も下の画像をクリックし暑さで干からびそうになっている安井にあなたの清き一票をいただけませんでしょうか。
起床。
8時頃宿を出発しキルギス行きの長距離ミニバス始発点であるバスターミナルにへ。宿の近くからバスターミナルまでバスに乗って向かう2日の間で並外れた成長を見せ、バスを自由に乗りさばくことが出来るようになった僕に死角はなかった。
バスターミナルに到着。
ミニバスを待つも、なぜかチケットの販売が始まらない。
すでにビシュケクの宿を予約してしまっていた関係もありここでバスに乗れないのはなかなか厳しいものがあった。
近くにいたカザフの人に聞いてみると三連休の初日のためかなり混んでいてミニバスがスムーズに稼働していないとのこと。このまま1時間以上は待つだろうと言われた。
がっかりしながらもとりあえずチケットカウンターの列に並ぶ。
前のミニバスが行ったばかりだったのか、僕は先頭から2番目というワンピースでいうところのベンベックマン的ポジションを確立した。非常に良い気分だ。
後ろには長蛇の列。皆が期待の目をこちらに向け、今か今かとチケットカウンターが開くのを待っている。
2時間程待っただろうか。ようやくチケットカウンターが開いた。
喜々としてビシュケク行きのチケットを購入しようとする。
支払いのために差し出したクレジットカードが返される。
現金以外ではチケットは買えないとのこと。
キルギスに向かうため既に手持ちの現金はすべて使い切ってしまっていた。
終わった。
今からATMにおろしに行こうか。しかしながら、一度この列から外れてしまうとまた列に並ばなければならない。何事も積み上げてきたものを失うのは一瞬だ。
しどろもどろしていると僕の前のシャンクス的ポジションにいた女性が横からさっと現金を出してくれた。
一瞬何が起きているのかわからなかった。
僕の分のチケットも購入してくれたのだ。
なんて優しいのだろう。その後、急いで手持ちのユーロを換金しその女性に返したが本当に救われた。
彼女の名前はアイーダ。カザフ美女だ。
えらく僕のことを気に入ってくれて連絡先なども交換し、一緒に写真も撮った。
バスに乗り込む前もアイーダは手持ちのお菓子をくれたり、言語が通じないながらもGoogle翻訳を使って色々な質問をしてくれた。
バスに乗り込もうとするも大きな荷物は持ちこめないので下につめと言われる。座席指定はなくバスの乗車口にも列が出来ていた。絶対座れないやつやん。
荷物を積んだ後満杯になっているバスに乗り込む。
ここでまたしてもアイーダ。
自分の隣の席を確保していてくれた。
なんて優しいんだ。天使やん。
ちなみにミニバス内はこんな感じ。
聞いたところによるとアイーダのお母さんがカザフとキルギスの国境近くに住んでいるため三連休を使って会いに行くとのこと。
キルギスに向かう途中はもちろん牛。最近は道路に動物がいない方がむしろ疑問を感じるようになってきた。
バスの中でも何度か写真を取ろうと言われた。そんなにも珍しいのか。日系ウズベキスタン人。
そのためカザフの出国審査前にアイーダは下車。本当にありがとうございました。無事キルギスにたどり着けそうです。
カザフの出国審査、キルギスの入国審査を終え、またも乗ってきたミニバスに乗り込み街の中心街へ。
よく分からんとこで降ろされる。
よく考えればキルギスの地図もダウンロードしてなければ、キルギスの通貨も持ってない。電波もないので携帯は通じない。
わかるのは宿の住所のみ。
わりと詰んだ。
どうすることも出来ない僕はあるエピソードを思い出す。
受験生が会場に向かうもあいにくその日は雪が激しく降っており、試験時間に間に合いそうにないという状況になってしまった。彼女は乗っていた市営バスの運転手に相談。運転手は終点に着いて他の客がいなくなった後、受験生を会場まで直接送り届けたそう。なんという感動エピソード。
雪も降ってなく、受験生でもない。何人かもよくわからんただ金のない安井だが、一か八か送ってきてくれたバスの運転手にお願いしてみる。
バスの運転手は2つ返事で了承してくれた。
カザフいい人しかいねーのかよ。大好きだよ。
1人じめしたミニバン。神々しさがある。
宿に送り届けてもらった後、自分の持っていたありったけのテンゲ(カザフスタン通貨)をバスのおっちゃんに渡した。
宿はさくらゲストハウス。今回の旅ではじめての日本人宿だ。
荷物を置いて館内の確認をしようと歩き回っていると、キッチンに日本人がいた。
チリ旅のまるさん。夕食を作っていた。
ブログ上で存在は知っていたが、実際に会えたことに驚いた。
夕食をシェアしていただけるとのことだったので、僕はスーパーまで足を運びビールを購入することに。
宿から大きなスーパーまではかなり距離がある。
久しぶりに食べる日本人との食事にテンションはかなり高まっていた。
何本かのビールを購入し宿に戻ると日本人がもう1人増えている。
SNS上でやり取りをしたことがあったきよさん。
見た目からして理想の旅人。
もう1人ジャック君という日本人がいたのだが体調を崩して部屋で休養を取るとのことだったのでこの日は3人で夕食。
その後は酒を飲み、周りの外国人とも仲良くなってばか騒ぎした。
このフランス人たちとはインスタも交換して頻繁に連絡をとる仲に。
やっぱりみんなで盛り上がるのは楽しい。
どこ向いてるんだよ。撮る側も掛け声とかかけてくれよ。
4時。
酒も飲み終え疲れも感じ始めたので、シャワーを浴びて就寝。
ありがとうアイーダ。ありがとうミニバスのおっちゃん。今日も安井は幸せです。
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