リアルドナドナの世界。少し悲しくなる。 アニマルマーケット 7月14日inキルギス
- 2019.07.29
- 第3章(中央アジア)
- カラコル, キルギス
リアルタイムは日本橋におります!
どうも。安井です。一昨日は新宿で2件はしごした後、カラオケオールしました。そのあと少し休憩してそのまま日本橋へ。天気の子を観て飲んでカラオケしました。周りの友達はみんな今年から社会人。僕は休学しているので未だ学生ですが。「学生は楽でいいよな〜」などと言ったことは一切口にせず、むしろ「世界一周大変だろ」とか「俺ら社会人だから」と僕の分の飲み代まで払ってくれたり。誰と会っても最高な友達ばかりに支えられ、幸せな日本一時帰国期間を過ごしております。
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起床。
本日はキルギスで日曜日のみ開催されるアニマルマーケットを観に行く。
家畜の売買が実際に行われている市場だ。
スーパーやバザールなどで既に加工済みの動物を眺めることはあっても生きたままの動物が売られている状況をみる機会はなかなかない。
行く前は正直ペットショップのようなものを想像していた。
会場に向かって歩いていると僕らを抜かしていくトラックが。
荷台には羊が。彼らも売られていくのだろうか。ドナドナのような光景に最初は少し戸惑った。そうこうしているうちに会場に着いた。
このような形式で売り手と買い手が話あいによって価格交渉している。
主に売買されている動物は4種類。羊、ヤギ、牛、馬だ。各動物によってエリアが決まっており、希望のブースに赴いて取引を行うシステムのようだ。
入り口のゲート前に羊の群がいた。この旅で羊はたくさん見てきた。モンゴルの大草原やキルギスの山奥で。いつも温厚そうな生き物だと感じていた羊。
こんなにも大きな声を出すのかというくらいけたたましい声で鳴いている。飼い主にぴったりとくっついている羊達。まるで「離れたくないよ。」「売られてたくないよ。」と訴えかけているように。
そして次は牛ゾーン。
小さい子供ですら何頭もの牛の管理をしている。
悲しそうな声をあげながら寄り添う親子。これから離れ離れになってしまうのかな、、、。
馬ゾーンでは馬に蹄鉄を取り付ける作業を行なっていた。
ハンマーを用いて蹄鉄を釘で打ち込んでいく。
このような形で取り付けられていく。特に悲鳴などをあげている様子はなかった。こっちの方が走りやすいのかな。
こうして馬も売られていく。
買った羊や牛達を繋ぐためのロープも売られていた。
ヤギの数は比較的に少なく牛と馬、羊の数が圧倒的に多かった。
逃げないように車にくくりつけられている羊もいる。
市場では価格交渉をする地元の人々の声と動物たちの鳴き声が飛び交っていた。活気があるといえばその通りだが心は締め付けられた。
こういう気持ちを持ったとしても僕は今日中に肉を食べるだろうし、ホースライディングがあれば笑顔で馬に乗ると思う。結局は僕のこの感情は偽善なのだろうか。
アニマルマーケットを見終え、カラコルも街から我等がホームタウン、ビシュケクを目指してバスに乗り込む。
帰りはビシュケクまで一本。どこかでバスを乗り換える必要もない。
バスに乗ること7時間。ビシュケクのバスターミナルに到着。
明日はいよいよキルギスを出発する。2日間しかいないつもりだったのに。10日も滞在してしまった。バスターミナルに到着したついでに明日のウズベキスタン行きのバスを予約することにした。
時間は23時40分とのこと。深夜便だ。乗車時間は14時間。価格は1000円。国家間移動でもこの価格。
ウズベキスタンバス予約を終え宿に戻る。4日間のトレッキングは流石に身体にこたえたらしく、みな宿でぐだぐだしていた。
夕食は近くの中華料理屋にいくことにした。今日がみんなで食べる最後の晩餐だ。お世話になりました。
とても美味しい中華だったのだが写真を撮るのを忘れてしまった。どのメニューを食べても美味しく、辛さもちょうど良い中華だったのだが写真を撮るのを忘れてしまった。写真では伝わないよさがそこにはあったのだが、そもそも写真を撮るのを忘れてしまった。
宿に戻ってもみんなで集まる。
疲れた身体にムチを打ち、僕らは人狼を始めた。疲れたかどうかなど関係ない。大切なのは村を守りたい気持ち。狼から村を守りたいという強い意思だ。
段々とゲームの趣旨が変わってきた。
「お前人狼だろ?今夜吊っていい?」
「村人だけど吊ってもいいよ。」
身体には疲労が蓄積されているため、反論する力もない。
「たとえ村人でも村を守りたい気持ちが薄いやつなどのこの村にはいらない。吊ろう。」
村への愛が一番の評価基準なのだ。こんな村で住んでいたら狼も村を好きになってしまいそうだ。
結局1時頃まで人狼をした。キルギス最後の夜も大満足。
待ってろ、ウズベキスタン。
シャワーなどを浴びて就寝。
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