さらばおれのバックパック〜誰よりも身軽なバックパッカーへ〜9月16日inナミビア
- 2020.01.19
- 第5章(アフリカ)
どうも。安井です。先日献血にしにいったのですがケニアでライオンにあったりナミビアでライオンにあったりしていたせいで献血所の最終面接で却下がおりました。2020年12月まで献血界からは干されるそうです。ものすごく落ち込むほど血を提供したかったわけではないですが、早く潔白を証明して社会のおやくに立ちたいと思っております。
のりとテンションで会計の検定2級を申し込んでみたら「この範囲は3級でやったので」みたいな感じで割愛されるよ。そんないきなり置いてくようなことしないでよ。ワンチームでしょ。とりあえず下の画像のクリックをお願いします。ワンチーム!!
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ケニアの空港にて時間を潰し続けようやく飛行機に乗ることになった。
画像はかなりぼやけてしまっているが。
決して手振れではなく躍動感を表したかったということにしておきたい。
決して歩きながら流し撮りをしたわけでもないし、ぶれていることが明らかだったからと言って取り直すことすらめんどいなと思ったわけでもない。
ナミビアに向かうために乗った飛行機はエチオピアンエアー。
ベルギーで共に過ごしたあきこ姉さんからナミビアキャンピングカーの旅に誘われたのでいくことにした。
全員で4人なのだが残り二人はあきこ姉さんがスペインで仲良くなった人たちらしい。
面白そうだったのでとりあえず行ってみようかということで。
爛々とナミビア行きの飛行機に乗り込む。
エチオピアの航空会社なためエチオピアで乗り換えてナミビアにいくわけだ。
はやくナミビア着かないかなーとか思いながら飛行機に乗っていると機内食が運ばれてくる。
機内食の時間が始まると匂いがしはじめるので、ケニアで最後お金のなかった僕は久しぶりの食事となる。
高まるテンションを体全身で表現したくなる衝動を抑えつつ黙々と椅子に座る。
僕がどれだけこの時間を待ちわびていたか。
周りの人たちには分からないだろう。
そして運ばれてきた飯がこれだ。
ん?
ここではまだ気づかない人が多いと思うので本日のスタメンを詳しく紹介したい。
手前に見えるのがお米だ。
お米とビーフシチュー的な何かだ。
こいつらが今回の食事のツートップ。
こいつらを中心に食事が展開されていくことはプレートが占めている面積からしても容易に想像が出来る。
そして次に奥に見えるのがお米だ。
お米を用いたサラダだ。
こいつはどういうポジション取りなのか分からない。
完全にメインとかぶってしまっている。
間髪を入れずにお米が再来してきているわけだ。
一同、愕然である。
そしてその右隣がクラッカーだ。
少しお洒落な海外移籍組みたいな雰囲気を醸し出してきてはいるが、いうてしまえば彼も炭水化物畑の出身だ。ポジションはかぶっている。
こいつをスタメンに起用してしまった監督は周囲からの見てくれを気にしたのだろう。無理に起用する必要はなかったと思う。
右手前に見えるのがパンだ。
何の変哲もないパン。
いわずもがなの炭水化物だ。
彼に関してはコメントを控えたい。
右奥に見えるのがプリン。
ここで可愛さを求めてきたところでもう手遅れな気はするが。
彼がゲームのバランスをとってくれることに大いに期待したい。
以上、4炭水化物1プリンの圧倒的攻撃的布陣だ。
空腹に苛まれていた僕にとっては非常にありがたかったので文句も言わずに口に運んだ。
飛行機がナミビアに到着する。
空港でみんなが待ってくれているということなので急いで連絡をとる。
そしてイメージは膨らむ。
出国ゲートを出て。
あきこ姉さんとの再会と他の兄さん姉さん達とのはじめまして。新たな旅のはじまり。
高鳴る胸。なくなるバッグ。
なくなるバッグ。
なくなるバッグ?
なくなるバッグ。
出られないゲート?
出られないゲート。
全然出られないゲート。
バゲージを回収するバゲージカウンターで。
回転寿司のように回る荷物達。ぐるぐる、ぐるぐる。
お目当てのネタがなかなかこないまま。
僕の乗っていたフライトの荷物受付は閉店時間を迎える。
電光掲示板には次の便の名前が。
「おれの注文きてないんだけど?」
バゲージカウンターに言いにいく。
おれの荷物来てないんだけど。
ロスバゲだね!!!
さらっというなや。荷物全部入っとんじゃ。
二日後、どこにいるか教えてくれないかな。そこまで届けるよ。
こっちはキャンピングカーでぐるぐる回っているいるわけで。
こいつらが俺を捕まえることはなかなか難しいだろう。
ラティオスだ。
ラティオス安井。
彼らが空をとぶを使おうとこちらは移動してしまうわけだ。わかる人にはわかると思うけど。分からないひともそこまで落ち込む話ではないよ。
そして一番落ち込んでいるラティオス安井はここまで幾重〜にかさなりあう〜国境を超えてきた全力少年だったわけだ。が。相棒を失ったわけだ。
服もない。
下着もない。
寝袋もない。
薬も。
お面も。
内心邪魔だな〜と思っていたお面が圧倒的不可抗力の中でなくなったのは少し嬉しい気もした。(あんまり乗り気じゃないけど有名だから行っとこうかなみたいな観光地が休みだった時の「それなら仕方ないか〜」っていう時のキブン。)
このサイトにログインして荷物の状況を確認してほしい。
もし明日までに見つからなかったら補償として1万払うよ。
1万は欲しいけど。荷物帰ってきてくれ〜。
悲しみを押し殺しながら出国ゲートを出る。
空港に着くやあきこ姉さんの姿は見えず。
日本人のお兄さん(たかさん)が僕をハグで出迎えてくれた。
しゅんちゃんどうしたん?
と聞いてくれたが
人生初めてのロスバゲを受け入れられないでいる安井は苦悶の表情。
そのあとはすでに準備してくれていたレンタカーに乗り込み、本日の宿泊先へと向かう。
たかさんとなっちゃんさん。
新しい旅仲間が出来た。
なっちゃんさんは体調を崩していてとてもしんどそうだった。
たかさんはギャグセンが留まることを知らず車内で僕は延々と笑っていた。こんなおもろい人いるんだという久々の感覚。
途中のスーパーで酒を購入。振り返ればこのナミビア旅でどれだけの酒を飲んだだろう。飲んでない日はなかったのではないか。
ちなみにここで服や歯ブラシなどもろもろを購入。
落ち込みながらも車は進む。
安井がどれだけ落ち込んでいようとナミビアの自然の勢いは止まらない。
もういろんな意味で涙が出そうだった。
ついた宿はこんな感じ。(次の日の朝撮影。)
周囲には何もない。
本当に何もない。受付も何も。
これがシャワー。大自然の中でシャワーを浴びることになるわけだ。
この窯みたいなを温めることによってシャワーからお湯が出る。
薪を組み火をつけて
たかさんと夜な夜なワインを。至福すぎた。
どれくらい酒を飲んだだろうか。
なにやら動物の鳴き声が聞こえてくる。
幻聴かな〜と笑っていたら。
足音も聞こえ始めてきた。四足歩行。
慌てて火を消し家の中に逃げ込む。
次第と足音は大きくなってきて。
目と鼻の先へ。ドアひとつ隔てた先に何かいる。
好奇心が恐怖に打ちかったのも束の間だった。
ドアを開け姿を確かめる。
車のワンボックスより大きい何か。僕らのレンタカーより遥かにでかい何か。
悠々と夜の暗闇を歩いている。
それは馬だった。こんなに大きな馬を見たのは人生で初めてだった。
そしてその後方にはしまうまが。こちらも通常のしまうまの2倍ほどのサイズ。
アフリカの自然で生き抜いていくことの難しさを感じた。
この地にいるのはもちろん草食動物だけではない。
ひとつ間違えれんば命を奪われる環境で。
今、自分たちは生活をしているんだなと。
実感したところで眠りにつく。
こうして僕らのナミビア旅は幕を開けたわけであって。
最高のスタートダッシュをきったわけであった。
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