垂直道路 6月24日inサンクトペテルブルク
- 2019.06.30
- 第1章
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リアルタイムはラトビアにおります!
起床。
昨日寝るのがあまりにも遅かったせいか、起床が12時になってしまった。
今日は23時30分のバスでペテルからヘルシンキ(フィンランド)に移動する。かなり長い期間ロシアに滞在した。
午後を目一杯使いエルミタージュ美術館を観に行こうと思う。
とりあえず街に出てみた。エルミタージュ美術館に行く前に青のモスクを観に行くことにした。
モスクにじりじりと近づいていき、残すところあと橋を渡るのみというところだった。
突如目の前に現れた壁。
なんなのだ、あれは。また俺の行く手を阻むのか。てかあれ道路じゃね。
近くで見るとそれは道路だった。
サンクトペテルブルクでも有名な跳ね橋。有名なのはいいが通してくれないか。
当初の予定は赤のルートで行くはずだったのに、橋が跳ね上がるという普段の生活からは全く検討もつかない事態が発生したため青のラインを通らざるを得なくなった。
跳ね橋を観れたのはよかった。偶然の賜物だ。
でも歩く距離が伸びるのはなあ、、、。
と思いながら青のライン上にある右側の橋を渡っていた。
のちのち知ったことなのだが、この橋はなんとドストエフスキーの名作、『罪と罰』の中でラスコーリ二コフが自殺を試みようとした時の橋だったらしい。
罪と罰がペテルを舞台に書かれていたことは知っていたがまさか本の中のシーンにまつわる場所があるとは。
ちなみにラスコーリニコフが高利貸しのばあさんから奪い取った金品を石の下に隠した場所は、昨日行った聖イサアク大聖堂の付近だったらしい。
さらには高利貸しのばあさんのアパートやラスコーリニコフが住んでいたアパートもあるとのこと。
フィンランドからエストニアに向かう船で出会った虎太朗に見せてもらった地球の歩き方に書いてあった。さすが地球の歩き方。
いやー、これに関してはもっと調べておくべきだった。
次回ペテルに行く際には聖地巡りをしたい。
そんなこんなで青のモスクにたどり着く。
細部まで緻密に造られており内装を観ているだけでも圧倒されるものがあった。
色鮮やかなターコイズブルー。教会もいいけどやはりモスクもいい。背筋がピンと張るこの空気感がどこか異世界に連れてこられたような気持ちになる。
皆が同じ方向に向かって礼拝をしている。あちらがサウジアラビアか。
カアバ神殿を見たい。それ以前にスタン系の国々を周りたい。
想像以上に満足した僕。
エルミタージュ美術館に行く前にハバロフスク要塞へ。ここはドストエフスキーが収監されていた場所でもある。
いまはかなり綺麗に改修され、広場のようになっていて地元の人々や慣行客でで賑わっていた。
予想以上に時間を使ってしまいエルミタージュ美術館のために取っておいた時間がどんどんと削られていってしまった。
急ぎ足で目的地に向かう。
ぶっちゃけ何の船かよくわからなかったが撮った船。
そしてエルミタージュ到着。
いざ、切符売り場へ。
ん?
え?
月曜日休館なの?!?!?!?!?!?!
またしてもやらかした。はあ。
スーパーポジティヴな安井はこういう時いつも、「神様が僕をここに入れないようにしてくれたのだ。入っていたらきっと何か悪いことが起きていたに違いない。」という謎の発想に至る。(至ってしまう。)
そして反省しないため、また同じことを繰り返す。
胸に刻み込まなければならない。
神様に救われたのではない。自分のせいで機会を損失しているのだと。
仕方なく宿に戻りヘルシンキ行きの準備をする。
泊まっている宿からヘルシンキまでは歩いて30分。(すみません。バスステーションです。間違いに気づき自分でも笑ってしまいました。)18kgの荷物を背負いいつも通り歩き出す。
結局ロシアでは1人も日本人トラベラーに会わなかったな。
ひとり旅の良いところは好きなように自分の時間を使えること、旅をしている人に話しかけやすいことだと思っている。
そろそろ日本人とも旅の話をしたいなあ。
そんなことを思いながら歩いていると。
野生のカモメの集団が現れた!!(ポケモン風。野生ポケモンも集団で襲ってくれば良いのに。やつらは律儀に一匹ずつ出てくる。武士道だ。)
何が起こっているのだ。かなりの数のカモメが川の上でひしめき合っている。
何をそんなに必死になっているのだ。状況が全く把握できないでいた。
目線を先に向けてみる。やつだ。
橋の上ではめちゃくちゃ笑顔でポテトチップスを川にばらまく兄さんが。
カモメは川に落ちる前のさくさくのポテトチップスを食べたいらしく(知らんけど。)必死に食らいつく。
お兄さんの足の周りには更に鳩も寄ってきていた。
かもめに餌をばらまきつつ、周辺にいる鳩のケアもしっかりと怠らない。
彼はきっと人間界でもモテるタイプだ。
しばらくしてバスターミナルに到着。
今回乗るバスはLUX。ヘルシンキまで26ユーロ。約7時間の旅だ。
バスに乗り込むや衝撃が。
飛行機と同じように映画が観られるようになっている。
水やコーヒーも飲み放題。トイレもついている。何と言ってもwi-fiがとても早い。
バス会社の「wi-fiあり」は基本ないものと思っていた。行けたら行くは来ないの謙譲語的な感覚。まさかここまでストレスなく使えるとは。あっぱれ。
南米の高速バスもかなり良いと思っていたがそれを凌ぐクオリティだ。
まずはロシアとフィンランドの国境にあるイミグレを目指す。
隣のおっちゃんもガタイが良いため自然と密着してしまう。なるべくぶつからないようにテトリスにも決して出てくることのないような体制を取りつつ就寝。
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