クレムリンに行けませんでした。 6月20日inモスクワ
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起床。
朝7:30に宿を出てクレムリンまで歩く。
遠回りをして途中で朝食を食べ、到着したのは9:00だった。
チケットカウンターが開くのは9:30。
近くのベンチで座っていると、少しずつチケットカウンターの周りに人が集まってきた。昨日よりも時間が早いせいか来場客は少なかった。
これなら特に待たずにチケットが買えそうだ。
しばらくの間ベンチでぼーっとしながらチケットカウンターを眺めていた。
9:30分。
待っているメンバーは変わらず。特に人が増える様子もなかった。
こんなもんかと思っていた矢先にこの看板だ。
え?
木曜やってないの?
衝撃の事実だ。
平日だから大丈夫だろうと油断していた。
早起きは三文の徳だと思っていたが。これではただ早起きした安井だ。
看板を目にした後は、共に意味のない時間を過ごした仲間達と微笑みあった。
悲しみに浸りながらとぼとぼと歩いているとそこにはロシアの兵隊?らしき青年達が。
かっこいい。
イケメンな上に、楽器まで弾けてしまうなんて。
安井は楽器も弾けない。
深い悲しみに浸りながらとぼとぼと歩き出した。
庭園みたいな所には噴水があった。4匹の馬の像。
そういえば、ボリショイの劇場の紋章にも4匹の馬が描かれていた気がする。何を意味するのだろう。調べてもいまいち良くわからなかった。
他にも色々な銅像があった。
これは、かの有名な鶴が狐に瓶に入れたスープを提供し、狐は飲めないが「私は嘴で飲めるわよ」という己の長所を露骨に衒い相手をののしる物語りの1シーンである。
この童話は「自分が相手に舐められないようするためには、自分の長所を痛いほどに相手に見せつける虚栄心も必要である。」ということを子供達に教えてくれた。
これはおそらく醜いアヒルの子(成長後)だろう。
この童話は「たとえロシアの青年がどれだけイケメンで安井が醜くても、最終的にはきっと安井が白鳥になれるんだよ。」ということを安井に教えてくれた。
そのまま後は、昨日と同様赤の広場へ。モスクワでも有名なグム百貨店を見学することに。
「お土産を買うならグム百貨店へ!」という謳い文句がどこのサイトにも載っているが、建ち並ぶのは高級店ばかり。
半袖短パンの僕が来るような所ではなかった。変な期待を抱かせるのは辞めてくれ。
それにしてもグム百貨店はかなり居心地が良い。天窓になっているため、光がいい感じに差し込み石造りの空間と調和して、高級な館の庭園にでもいるような気持ちになる。
そこにセールや50%オフなどの看板があってもなおおしゃれだ。なぜださくならないのだ。これがヨーロッパか。
しまいには自転車を手すりの上に飾ってしまう始末。なぜださなくならないのかそれでもなおおしゃれなのがヨーロッパだ。
この後も街中を歩き回ったのだが、今日は何かしらのパーティーをやっているらしく、あらゆる道が軍隊によって閉鎖されているため通り抜け出来ない状況となっていた。
ただあてもなく歩き回ることが好きな僕にとってはかなりストレスフルな環境だ。
バレエ鑑賞を密かに諦めきれずにいた僕は、軍隊のガードを掻い潜りボリショイ劇場を目指していた。
もしかすれば当日キャンセルなどの席があるかもしれない。淡い期待を抱きながらひたすらに歩く。
封鎖されている道に差し掛かる度に、何度も心を砕かれそうになったが、開演1時間前やっとの思いでボリショイ劇場に到着した。
そこでようやく僕とはあまりにもかけ離れた世界に驚愕した。みんな正装やん。
今考えれば当たり前だ。オーストラリアでオペラを見た際も、プラハでオーケストラを見た際も、自分なりには精一杯の少しかしこまった格好で行った覚えがある。
これはマナーだ。
どこからどう見てもこれから舞台を鑑賞するであろう高貴な集団に、半袖短パンの僕は近づくことすらままならなかった。
これは完全に僕が悪い。
とぼとぼと帰りながら帰りがけにビールを購入。
こういう時はビールだよね。
ロシアは酒税がとても低いため酒が安い。
良い国だなあ。
明日はいよいよペテルに移動。その前にどうしても行きたいと思っていたヴェルニサージュマーケットに行く。
クレムリンも、ボリショイも儚く散ってしまった。
明日を楽しみに今日は就寝。
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