シベリア鉄道LIFE② 6月17日inイルクーツク

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起床。

今日も特にこれといって変わったことはない。

安井は元気だし。鉄道は走っている。

僕の座席は下段で唯一空席だったトイレの隣。

トイレの隣と言ってもトイレとの間にはドアがあるため、特に気になる程ではなかった。

改めて説明をするとシベリア鉄道の3等車両(一番安い車両)座席配置はこのようになっている。

引用元:russia railwayHP(http://eng.rzd.ru/)

僕が座っていた席は37番の席だ。下三角が付いているのは二段ベッドの下、上三角が付いているのは二段ベットの上だ。比較的に下の方が上に比べると値段が高い。

そしてこの赤で囲っている部分が6人で1ユニットとなる。僕の場合は老夫婦と僕しかいなかったので上段はだれもいなかった。では、実際に内装がどのようになっているか見ていこう。

僕の席はこれ。2人席ではあるがこれが1人分だ。これを変形させると

こうだ。テーブルはすっかりなくなってしまう。いちいちマットレスを取ったりするのが面倒なので一度この状態になってしまったらテーブルを見ることは二度とないと思っていいだろう。

なお、両端が壁になっていて、身長177cmの僕ですら身体を丸めないとなかなか厳しいものがある。もっと高い人は入らないだろう。

ちなみに僕の席の上段は(座席表38)こんな感じ。

分かりづらいと思うが、僕の席の上がベッドになっている。

老夫婦側はというと

このセットが対面にもう一つあり、二段ベッドが二つ平行に置かれているような造りになっている。

テーブルは常時稼働しているため食事などはこちらの席の方が摂りやすい。

今回は3人だったから比較的快適に過ごせたものの、これが6人だった場合はかなり苦戦を強いられたことだろう。

この6人組1セットが1車両に数多くある。

なお、シベリア鉄道内はお湯が使える。売られているものはカップラーメン、水、お菓子などなどだ。食事専用の車両があるが、少しでもコストを抑えたい人はあらかじめパンなどを持ち込んでおくと良いだろう。

僕は車内で56ルーブルの水を100ルーブルで買ったら、お釣りが全て小銭で来た。わーい。

早くモスクワに着いて欲しい。今後のプランも考えなくてはならない。これ今やるべきではないか?ただしネットは使えない。

ロシアの後はウクライナに抜けるか。それともバルト三国に抜けるか。北欧に行きたい気持ちは山々だが、あいにくかなりの金を失ってしまった。

愛のトンネルに行ってみたい気もするが、髭を生やした男1人。絵面的に厳しいものがある。どうしたらいいものか。

暇には慣れているつもりだった。南米では24時間以上走り続けるバスに何度も乗った。タイからラオスに抜ける際も割と長かった気がする。でもシベリア鉄道はそれ以上に暇だ。まず、話し相手がいない。

ベッドで寝る以外の選択肢が無いためブログに書くこともない。書く時間は山ほどあるのに。

このままでは何時から何時にどのような体勢で寝ていたかくらいしか書くことがないし、無論寝ているのだから分からない。

それならこの場をお借りして1つ過去の誤解を解いておきたい。

2018年9月、フィリピンの語学学校にいた僕は、カワサンの滝という水場スポットに遊びに行った次の日、激しい高熱に襲われ、腹を下した。

歩くのも困難な中、やっとの思いでタクシーに乗り、病院に向かった。

フィリピンの病院は入院へのハードルが非常に低い。予選一回勝てば全国大会!みたいなノリだ。

まだ何の診断も受けていなかった僕は、熱を測っただけで入院が決まった。こんなものなのか。

その後、入院生活の過程で僕の診断結果が明らかになった。

アメーバ赤痢。

最初聞いた時は何かよく分からなかった。

ネットで調べてみると一種の性病であることが分かった。性病と言っても感染源の40%は水や食べ物からなるらしい。恐らく、カワサンの滝で泳ぎながらたくさんの水を飲んだことが原因だろう。そして残りの60%。男性との性交渉だ。

入院になったのだから、親にも報告しなくてはならない。自分の息子が入院したと聞いたら流石の親も病名くらいは調べるだろう。そしてそこで目にするのだ。

感染源

「男性との性交渉」

これはまずい。

さらに髭面の息子が訪れている国はフィリピンだ。ありえないことではない。

しかし、ここで考える。親に対して自分から「俺なんもやってないから!」と主張するのも何か違う気がする。ただでさえ病で弱っている僕に、なす術はなかった。

今、親が僕に対してどのような感情を抱いているかは分からない。

でも1つ言わせて欲しい。

俺は何もしていない。

こうして、5日間の入院生活を終えた僕は無事退院し、語学学校の生活に戻ったのだった。

こんなことをつらつら書いていても12:30。シベリア鉄道は時間感覚を狂わせる。お金も取られ、ただでさえ狂いそうなのに。

日本との時差はどんどん開いていく。まるで歳を取ることから全力で逃げ出しているようだ。

お隣の老夫婦との会話は「ハイ!」と「モスクワ!」のみ。そもそも僕がここに座ることを望んでいなかった方々だ。大人しくしていよう。

夕暮れ時。

シベリア鉄道 夕日

窓越しに綺麗な夕焼けが見える。(写真で見るとあんまり綺麗ではないが、実際はとても綺麗だった。)

明日はいよいよ、モスクワに着く。まずは、日本大使館に行ってことのいきさつを説明してみよう。

僕が悪いと言われるかもしれない。そうしたらもう、気がすむまで教会に入り浸ろう。そして讃美歌に心を癒してもらおう。

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