全てがインポッシブル!シンガポールの絶品ハンバーガー!

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いざ、ThreeBunsへ。

シンガポールでの生活も残り1週間となったある日、僕に常日頃から様々な知識を与えてくれる大先輩に「お前、インポッシブルバーガーって知ってる?」と聞かれた。

インポッシブルバーガー?

この世に不可能なものなどないと信じてやまない僕にとって、インポッシブルバーガーに対するチャレンジスピリットがふつふつと込み上げてきた。

「でも、高いから学生には厳しいぞ。」

挑戦すら許されないのか。難攻不落のハンバーガーに挑むため、大先輩にすがりつきインポッシブルバーガーへの挑戦切符を手に入れた。

後日、大先輩との待ち合わせ時間15分前にリングインした僕は、手始めに少し距離をおきじっくりと観察することにした。

看板

いざ、注文へ。

大先輩とも合流し、無事、入店に成功した僕は醸し出される飾り気のないオシャレな雰囲気にただただ圧倒された。

まるで渋谷にある最近流行りのコワーキングスペースのような店内。

モチーフはブルドック。チワワでもパピヨンでもなくブルドック。あえてブルドックを選ぶチョイスがなんとも渋い。この雰囲気を演出するのもかなりインポッシブルだ。

価格がインポッシブル、、、。この先二度と食べられることはないであろう。
先日、財布を落とした僕の意識はすでに朦朧としていた。今回の相手は強すぎる。大先輩の多大なるサポートのもと「THE IMPOSSIBLE DREAM」を注文。一生ついていきます。

いざ、実食へ。

この肉厚。どっしりとした重厚感のあるパティ。どことなくクリスピーな食感もする。ここまで美味しいハンバーガーがあるとは、、、。一口、一口を噛み締め、何度も咀嚼した上でゆっくりと飲み込む。なくなってほしくない。まるで恋。次々と畳み掛ける衝撃に言葉を失っていた僕を、これでもかと突き放す恐怖の文言が。これだ。

え?
どういうこと?
なんとこのハンバーガー、肉ではないのだ。
植物から作られているパティ。もう何が起きているのかも分からない。
なんて呼べばいいんだ。肉?植物?言葉の定義すらもあやふやにする圧倒的な力。
しかも環境にもとても良いなんて。まるで、めちゃくちゃイケメンなクラスメイトが性格までよかった時のような感覚だ。
とにかく、人生で食べてきたハンバーガーの中でも上位に食い込む実力にもかかわらず植物からつくられているなんて。やはりこいつはインポッシブルだ。

まさに食革命!大注目の植物肉

後々、調べてみるとインポッシブル・バーガーは現在世界的にも注目を集めいている「植物肉」を使用したハンバーガーの呼称であった。植物から肉をつくれるなんて。肥満を気にしつつもハンバーガーが食べたい人、動物から摂れる肉を食べられない人、農業最強説を謳うケネーさん、あらゆる人にとって幸福を与える植物肉の需要は今後も確実に伸びていくだろう。
人口増加に伴う食料不足にも真っ向から立ち向かう勇敢な姿。
ここで口にできたことは僕にとっても類まれな経験となった。

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