旅立ちの日
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ママとの感動の別れ
シンガポールでのインターン生活も残りわずかとなり、5ヶ月間お世話になった家のオーナー(ママ)ともお別れ。
僕らの家のフォーメーションは大きな部屋にママが住み、隣の部屋(約6畳の部屋に二段ベットが一つ)に僕とCK(マレーシア人)が二人で住むという完璧な布陣だ。家賃は一月450SGD(36000円)。
ここに光熱費が加算され、およそ500SGD(40000円)が毎月僕からママへの貢物であった。
日々の生活は驚くことばかり。
入居時、ドアは静かにしめるようにと指摘をしてきたが、23時以降激しくドラムを叩くママ。
1回も使っていない冷蔵庫の中の写真を送ってきて「しゅんのものが多すぎる」というママ。
契約終了まで残り1ヶ月だったため、そんなママにも何かお礼をしたいと考えていたある日の朝、ママから一通のメッセージが届いた。
しゅん、もう少し早く家出ていってくれない?
あれ、契約までは残り1ヶ月あるはずだよな?
最初、契約した時、途中で契約破棄は出来ないって言ってたよな?
そんな疑問も浮かんできたが、詳しく話を聞いてみると僕の次の入居者が決まっていてそいつが「早く入居出来ないのであれば違うところを探す」と言っているらしい。
次の入居者を探すのはなかなか大変なことであり、もし次の入居者が決まらなければママの貴重な収入源が一つ失われてしまう。
よし、しょうがない。半年間お世話になった?ママが困っているのであればここは俺が人肌脱ごう。
こうして僕は予定よりも2週間早く家を出ることにした。
退去日当日の朝。
僕は、部屋の確認をママと一緒に済ませ、デポジットとして預けていた620SGD(約50000円)を返金してもらう予定になっていた。
はずなのだが。
「今日は仕事がある。確認はあとでやっておくから、それが済んだら金を渡す」とママに言われ、どうすることも出来ない僕はとりあえず自分の荷物をまとめて家を出ることに。
思えばここからが悪夢の始まりだったのだ。
天下分け目の戦い
翌々日。家にデポジットを取りに行く予定になっていた僕にママから連絡が。
布団がとても散らかっているのでデポジットから20SGD引かせてもらう。
部屋は掃除をして片付けていったはずだ。そんな僕にママから写真が送られてきた。
まあたしかに少し散らかってはいるけど、、、。
これを直すのに20SGDは高すぎる。一緒に確認していればその場で出来たし。
さらに、これ以上不備があればその分もデポジットから引いていくというではないか。
これは阻止しなければならない。
身の危険を感じた僕はママの怒涛のメッセージに応戦した。
そもそもこれは退去日に一緒に確認していればその場で解決出来た問題ではないか。仕事があると言ったのはそちらの都合だ。また、金を取られるのであればその状況を一緒に確認する権利があるはずだ。
今日の18時に新しい入居者が来るから確認は出来ない。
18時よりも早く行くから一緒に確認させろ。
私の仕事が終わり、家に着く時間が18時だからお前に残された時間はない。
そうしたらあなたは証拠もなしにいくらでも請求できるだろ。さすがにアンフェアだ。
とにかくここは私の家だからチェックアウトをした時点でお前がここに入る権利はない。
してやられた。まさかの展開だ。
払えと言われるのであれば無視することも出来る。しかし、既にデポジットを握っているのは向こうである。
そこからもママの攻撃は止まらない。
「冷蔵庫の中片付けたか?」
「床はモップかけたのか?」
「家に帰りクローゼットの中を確認して整っていなければ50SGD取るぞ」
全ての清掃を終えていた僕はママの質問に冷静に答えつつもこのままでは埒があかないと感じ質問の路線を変えてみることにした。
そもそも俺はあなたの為に2週間早く家を出て、今は予定していた家賃よりも高い金額でホステルに泊まっている。さらに、財布もなくしてしまい、現在かなりの金欠である。少し、気になる部分があったとしてもそれはお互い様じゃないか。
ママの慈悲に問いかける少しトリッキーな攻撃だ。しかしママの前では通用しない。まるでアイシールド21の峨王のように。
それとこれは関係ない。
冷静に考えると財布を無くしたのは僕のせいなのでママは全く関係ない。これに関しては完全におれが悪い。財布出てこい。
これ以上相手の神経を逆撫でし、さらに金をとられることは防がなければならない。本能的にそう感じた僕は折衷案を提案した。
20SGDは渡すから600SGDはきっちり返せ。
ママからの追加請求に身構えながらも、家に向かう。
意外にもスムーズに600SGDを回収し(部屋が小さいのだからそもそも荒らしようがないので当然。)帰路についた。
5ヶ月の共同生活は大激闘の末、幕を閉じた。そして僕は世界一周の旅へ。
昔やってたゲームとか、家から冒険に出るとき基本なんかもらえてたよ?
なんでおれ金取られてるの。
宿を借りる際の注意点!
この経験はこれから先の旅中でもかなり注意した方がよいと思った。追加で金を請求してくる宿などごまんとあるからだ。
下記絶対に注意しておいた方がよいことをまとめたので、ドミトリーなどを借りる人も含め、肝に命じて欲しい。
・宿を借りた際には最初に部屋の隅々まで写真を撮る。
・長期で借りる場合は必ず契約書をもらう。
・退出時の部屋の確認は必ずオーナーと行う。
・なるべく気の強そうなオーナーから部屋を借りるのは避け、やさしそうなオーナーを探す。
オーナーによってはご飯まで提供してくれるところもあります。
めげずに最高のマイホームを探しましょう。
P.S.まあ終盤のヨーロッパでは家のない期間もありましたが。。。
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