ペテル野外オール 6月23日inサンクトペテルブルク
- 2019.06.28
- 第1章
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起床。
今日はペテルの中心街を散歩しようと思う。宿を出てとりあえずはエルミタージュ美術館がある方角に歩き出した。
ペテルの街並みは確かにモスクワ程の都会感もなく、イルクーツク程田舎ではない。モスクワとイルクーツクを足して3:1で割った感じ。これが割れているのかはわからないが。
しばらく歩くととても綺麗な音色が聞こえてきた。
どうやらこちらの教会かららしい。幾重にも重なり合うベルの音色が心地よい。
よく見てみると窓に人影が。
この女性が1人で演奏していた。
紐を巧みに用いていくつもの鐘を鳴らす。すばらしいテクニックだ。むしろなぜ1人なんだ。なかなかなブラックではないか。
そのあとは朝食を食べるためマックに入る。
価格が安いためどうしてもマックに入る機会は増えてしまう。
健康に悪いということは分かっているがどうしたら良いのかはわからない。
昼食を摂り終え、歩いているとまたも教会が。果てしない逆光の中、撮影することを強いられた。
この教会は西洋からの影響を大きく受けているペテルの教会達とは少し異なり、ロシアの様式が色濃く反映されているとのこと。モスクワの聖ワリシイ大聖堂を彷彿とさせる。
その後はエルミタージュ美術館へ。アメリカのメトロポリタン美術館、フランスのルーブル美術館と並び世界三大美術館に認定されている。本日は日曜日だったため、ものすごく混んでいた。
また明日行くことにしよう。(フラグ)
エルミタージュ美術館の前の王宮広場ではコンサートのようなものが行われていた。
そのコンサートの音楽に合わせて踊っている鳩使いのおじさん。
青年よ。君はそのおっちゃんの動画撮っていないで早くコンサート側に行ったらどうだ。かれこれ10分くらい撮り続けているではないか。
と思いながらそれを更に撮り続ける安井。
その近くにあった聖イサアク大聖堂では新婚さんが記念撮影をしていた。
あまりにも素敵な空間に圧倒された安井は隠れてこそこそと写真を撮ることしかできなかった。
こんな素敵なロケーションで記念撮影なんて羨ましすぎる。
そもそも結婚自体が羨ましいが。
そんな幸せをおすそ分けしてもらった後はマリインスキー劇場へ。
ボリショイで観劇できなかった時の想いが再燃し、オペラ・エレクトラのチケットを購入。
学生時代、オペラ財団でアルバイトしていた時のことを思い出す。(今も学生だが。)
「感受性が豊かになると人生も豊かになる」ということに気づくことが出来てとてもいい体験だったと思う。
オペラ開演まで6時間。
あまりにも時間があったので近くのカフェで時間を潰すことに。
なるべく長く時間を潰したいという願望と、ロシア料理を食べたいという願望。
どちらも妥協することが出来ず、次のメニューを注文した。
ホットコーヒーとペリメニ。要するにホットコーヒーと餃子。
個々ではしっかりとパフォーマンスを発揮できる二つが合わされば新たな道が切り開かれるかと思いきや、全くといっていい程そんなことはなくチームワークの重要性を痛感させられた。
さらにこのカフェにはwi-fiがなく、時間を潰すことすら出来なかった。
別のカフェに移動し再度ホットコーヒーを注文。wi-fiを利用してエレクトラのあらすじを確認。不運なことに携帯の充電はここで尽きてしまった。
上演一時間前、マリンスキーの会場に入るとそこではなにやら説明を聞かされる。もちろん全てロシア語なため何も分からない。周囲の同胞達が笑い声をあげるタイミングで1人だけ取り残された気持ちになる。
会場入り。一番安い席を取ったため5階席になったものの全体が見渡せるのでその点は非常に満足だった。
字幕がステージの上に表示されるも、字幕を目で追っていると全く演出が見れないため字幕追うことは早々に諦めた。あらかじめ確認しておいたストーリーを武器に演出だけを目に焼き付ける。諸刃の剣だ。
舞台が終わるとスタンディングオベーション。拍手喝采。
日本では劇が終わっても立ち上がることはあまりないと思う。何が違うのだろうか。
22:00。
宿の近くのレストランが22:00〜23:00の間は50%オフになるという情報を仕入れどうしても食べてみたかった僕は早足で帰宅することにした。
しかし、ここからが難関だった。しばらく歩いていると見慣れた景色が。
まただ。ロシアの兵士達が道路を塞ぐ。
頼む。俺はこの道以外の道を知らない。携帯の電源は切れているんだ。
僕以外にも立ち尽くしている人たちは大勢いた。
それにしてもなぜか人が多い気がするのは気のせいか。
段々と人は増えてきて自然と歩く方向に流れができるようになった。
早く帰ってレストランに行きたかったがどうすることも出来なかったのでとりあえず流れに身を委ねる。
23時は過ぎていたであろう。いまだに明るいがあたりには大勢の人が。レストランは諦めた。泣きそう。
時間が経つに連れてあたりは暗くなる。それと比例するかのごとく人の数は増えていった。
カメラを向けていると写真を撮ってくれという3人組が。
右の奴の精神状態が心配。
後日送って欲しいと言われたので一応メアドを教えておいたら連絡が来た。添付ファイルとして共有してあげたが。
とにかく右のやつの精神状態が心配。
人の数はクライマックスに達していた。
ここできっと何かが起こるのだ。
2:00頃だっただろうか。
突如鳴り響く轟音と共に目の前が一気に明るくなった。
花火だ。彼らは花火を待っていたのだ。
それにしてもロシア人の花火に対する執着心はすごい。
肩車体制で見る客が増える。そうすると見えない客が増える。見えない客が肩車体制に入る。これは一種のデフレスパイラルに陥っている。花火会場というより騎馬戦会場だ。
それが終わるとみな一気に帰り始める。
酔いつぶれている奴もいた。この光景は万国共通なのか。
ロシア人は街の至るところで円を作り、大合唱していた。
そしてまた写真を撮ってくれて頼まれる。
なんなん?幸せぶつけてくんじゃねーよ。
他にも色々なパフォーマンスも行われていた。
火を巧みに操る集団。
おそらく15分ほど眺めてしまった。
この人たちのパフォーマンスからは多くのことも学ぶことが出来た。
特に印象的だったのは、「彼らが火の扱いに長けている」ということだ。
4:00。
やっとの思いで宿についた。今日の騒ぎが一体何だったのか調べる。
教えてくれGoogle 先生。
ロシア 6月23日 イベント
Google先生がご教授下さった内容によると白夜の始まりを祝う祭りだったらしい。
しかもこれから1週間、祭りが続くとのこと。
いいタイミングに来たのか、悪いタイミングに来たのか。
面白いものが見れたからよしとしよう。
劇を見る前の時点で総距離20km。おそらく今日は30km以上歩いただろう。
お疲れ様でした。
5:00。
寝る支度も整い、清々しい朝を迎えるペテルの街並みを傍目に就寝。
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