シベリア鉄道LIFE 6月16日inイルクーツク

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起床。

昨日の出来事が頭から離れない。

後悔に始まる1日。

恐らく1日このことを考えているだろう。

なんと言ってもシベリア鉄道は暇だ。誰がなんと言おうとも暇だ。

ほぼユーラシア大陸を2万で横断できると考えれば安い。(僕の場合5万5000だが。)

もう泣きそうである。何が男の浪漫だ。「シベリア鉄道もう行っちゃったよ詐欺」。一生心に残るだろう。またしても食欲が湧かない僕は結局夕方まで何も食べずにいた。

心温まるエピソードはないのか。正直、最初に出会ったカップルとファーストフード店の兄ちゃん以外あまり良い思い出がない。

気持ち的にも沈んでいる僕は、アマゾンプライムでダウンロードしていたゲーム・オブ・スローンズを見ることにした。

ざっくり説明すると、王の座を狙う国と国の小競り合いだ。本当にざっくり説明したが。やさぐれているんだ。許してくれ。

シーズン2を見始める。シーズン1はシンガポールでインターンをしていた際に全て見終えていた。自然とシンガポールでインターンをしていた時のことが思い出される。

もともと先輩っこである僕は、シンガポールのインターン生活中に自分よりも年上の先輩達に随分と可愛がってもらっていた。中でもちろさんとはちにいとは毎日一緒にいたと言っても過言ではないだろう。

2019年の元日は3人でベトナムのホイアンに赴き、ランタンに包まれた素敵空間を存分に楽しんだ。

僕よりも心がずっと綺麗で純粋無垢なはちにいは、ベトナムで「一緒に写真を撮ろうよ詐欺」にあっていた。しかも、民族衣装を着ているとかではなく普通のおばちゃん。

「一緒に写真を撮ろう!」と誘ってくるおばちゃん。

嬉しそうに写真を撮るはちにい。

お金を請求してくるおばちゃん。

あわてふためくはちにい。

この旅中僕とちろさんはこの件でずっと笑い転げていた。明日はわが身だ。安心してくれ、はちにい。おれ35000円取られたよ。

こういうのはお金を払うのがいやと言うより、自分が仲良くなったと思った人に少し騙された気持ちになってしまうのが悲しい。流石に35000円は嫌だけども。

ゲーム・オブ・スローンズの話に戻る。

ストーリー内では、ただ普通に暮らしている市民が雪山を歩かされ、王都では直ぐに人殺しが起きる。騙された者の先に待っているのは金銭の略奪ではなく死だ。そう考えると僕は幾分か気持ちが楽になる。

あの状況から抜け出し、こうして列車に乗り、生きている。(テンションは微塵も上がらないが。)

そもそも、タクシーに乗り法外な金を要求されることなど日本ではなかなかないと思う。

僕の中にある日本の生活の基準。次々と覆されていく。

日本でも最近よく言われている「常識を疑え」。しかし、常識を疑うことが出来るのは、それが「常」ではないと知っている人なのではないだろうか。そうでないのに日常的に常識を疑い続けるのはある種の変態だ。

そもそも常識は、細かく見るとより細分化された個々の環境に依拠すると思うが、大まかに見れば時間軸や空間軸から影響を受けながら、変化するものだと思う。江戸時代の常識と今の常識。アフリカの常識と日本の常識は全く違うからだ。この世界一周期間に沢山の国を訪れ、たくさんの歴史に触れたい。そして、自分の中にある常識を根底から見直し、より俯瞰的な視野を手に入れることによって、ものごとを多角的に判断できる人間になりたいものだ。

したがって僕が騙されたのも日本では味わえない貴重な経験だ。ラッキーだ。

と前向きに考えられたらどれだけ幸せだろうか。

タクシー1つとっても日本人から見るタクシーと、外国人から見るタクシーは捉え方がてんで違うと思う。

正直、日本のタクシーは他国と比べても運賃がべらぼうに高い。日本では絶対にタクシーに乗らない僕でも海外ではあまり抵抗なくタクシーに乗る。1時間半もタクシーに乗ったら35000円くらいいくだろ!と思う人もいるかもしれないが、それは日本の常識だと思う。

これからオリンピックも控えており、外国人もたくさん来るだろう。言語が分からないにも関わらず、自国と同じ感覚でタクシーを長距離移動に使い、高額な請求をされたとしたら外国人はどう感じるだろうか。中には怒り出す客もいるだろう。

もしかすれば今回の35000円はロシア国内でいうと妥当な額だったのかもしれない。(そんなことは絶対にないが。)それなら僕も納得は行く。しかし、僕は騙されたと感じている。(騙されたのだが。)日本に来て僕と同じような気持ちになる外国人もいるのではないか。

ウーバーやグラブ、ゴジェックを全面的に支援している訳ではないし、日本の業界構造的に取り入れることが難しいというのも承知の上で、乗車前に目的地と金額が分かるようなシステムを取り入れるくらいはしてもいいのではないか。何も、一般乗用車に乗れと言っているわけではない。

英語がわからないドライバーのためにも、日本語(ロシア語)が分からない利用者側(僕)のためにも必要なのではないか。

むしろロシアでやってくれ。頼む。

全てをひっくるめて考えると騙されることなど殆どない、何か尋ねれば自然と手を差し出してくれる人が大勢いる日本の常識に浸って生きていたい。

よく分からないことが頭にたくさん浮かんでくる。それでも僕の気持ちは全くもって晴れない。

シベリア鉄道をあれほど楽しみにしていた僕の脳内は、失われた35000円によって完璧に支配されてしまった。これぞまさにシベリアンコントロールだ!と言いたい所だがどうこじつけても意味合いがかぶることはない。

明日も1日シベリア鉄道。時間がありすぎて色んなことを考える。kindleで本を読みながら。アマゾンプライムで映画を見ながら。

「色んなことを考える」は嘘だ。終始、35000円あれば何が出来たかを考える。

ミッキーに3回会える。そこそこいいバックパッカー宿に35回泊まれる。飲み会に12回行ける。というか僕の1ヶ月の生活費だ。

はぁ。

こんなことをくよくよ考えていても仕方がない。そもそも電車に乗り遅れた自分が悪いのだ。次、絶対に同じことを繰り返さないようにここに注意を書き留めたいと思う。

・チケットを何度も確認する。

・どのような状況下であっても知らない人の車には乗らない。

・車に乗る際はナンバープレートを確認する。

・隣の駅は2時間かかる。

ざっとこんなところだろう。

今は何時なのだろうか。

アイフォンでは24時となっているが、外にはまだ日が出ている。途中の駅でみんな降りたのか、車内はかなり人が少ない。

よく分からんことを書きまくってしまった。真夜中のラブレター現象だ。明日からはしっかりとシベリア鉄道をレポートしたいと思います。

暇を存分に潰したので、就寝。

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